「藍染め体験&リサイクル筆でマイうちわ作りワークショップ!」を開催しました
\さいたま市主催/藍染め体験&リサイクル筆でマイうちわ作りワークショップを開催
2025年8月22日(金)、夏休みも後半に差しかかる時期に、さいたま市見沼環境センターにて第2回環境学習講座を開催しました。今回のテーマは「藍染め体験」と「リサイクル筆でマイうちわ作り」。多くの親子連れが参加し、ものづくりを通じて環境と資源循環について楽しく学ぶ1日となりました。
●手ぬぐいに絞りの模様をつけて本藍で染めてみよう!
まずは「藍染め」に挑戦。講師の萩原哲哉先生、吉武裕美子先生(ファーム・インさぎ山)によるわかりやすい説明に、子供たちは真剣な表情で耳を傾けます。スタッフが着用している藍染めの服についての質問をしたり、藍染のサンプルを広げたり触ったり興味津々。藍染は葉っぱで染めると知って驚いた!という声も。布を谷折りにしたり、巻いてみたりと自由な形にして輪ゴムで縛り、藍液に浸してみんなで揉み揉み。緑から青になる色の変化に歓声があがりました。


教室から飛び出し、タライに手を突っ込んで一緒に作業することで、子どもも大人も自然と一体感を感じられました。

藍染め講師 萩原哲哉先生(ファーム・インさぎ山代表)・吉武裕美子先生

●マイうちわ&しおり作り

藍染め体験の合間には、小学校で使用後、廃棄予定だった朝顔プラスチック鉢を筆の「持ち手」部分にリサイクルした熊野筆(広島県 伝統的工芸品)と、墨汁の代わりに藍染液を使い、ワークショップを開催。 日用品使用済プラスチック空容器からできた「うちわ」に、子どもたちはそれぞれ思い思いに絵を描き、完成した作品を見せ合いながら大盛り上がり! 「自分で絵を描けて楽しかった」「他の子のユニークな絵を見るのも面白かった」といった感想もたくさんありました。 さらに、使わなくなった金銀箔紙(きんぎんぱくし)を活用した本のしおり作りも大人気。箔はとても繊細で傷がつきやすく、製造の過程で端材が出やすい素材。今回はその端材を好きなサイズに切り取り穴を開け、水引で結び、しおり裏面に藍染液で名前や絵等を書き、世界にひとつだけのしおりが完成。「家でもやってみたい」と、金銀箔紙を持ち帰る子どもたちの姿も見られました。

マイうちわ&しおりづくり講師 繁田知延先生(PHI株式会社代表)


●学びもいっぱい!プラスチックは、えらんで、減らして、リサイクル
講師 関根久仁子先生(株式会社これやこの 代表/ 環境カウンセラー)

繁田先生に続いて、関根先生からもお話していただきました。
時代とともに需要が増えてきたプラスチック。その便利さと同時に、環境への影響や課題もあります。講座では「循環型社会」を実現するために大切なことを、身近な事例を交えてご紹介しました。
遊びと学びが自然にひとつになった時間。保護者の方からも「親子で一緒に作業できて良い思い出になった」「藍染やうちわ作りを楽しみながら、環境のことも学べて良かった」といった声をいただきました。
こうした小さな体験をきっかけに、暮らしの中で「えらんで、減らして、リサイクル」を実践していただけたら嬉しく思います。
● 次回の講座もお楽しみに!
見沼環境センターでは、今後も親子で楽しめる環境学習講座を企画しています。次回は 10月5日(日)「ミルクパックフラワー&トイレットペーパー巻き紙体験」 を予定しています。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

お申し込みや詳細は、見沼環境センターのホームページをご確認ください。

